空間データ基盤2500

もはや古の香りさえする、空間データ基盤2500。頼りの基盤地図情報は、公開予定にすら上がっていない以上、仕方ない。使うしかない。更新していないから、内容も古いんだよな。

久しぶりにアーカイブを解く。ああ独自形式版。何でこんなことになったのか。当時はデファクト・スタンダードなフォーマットは無かったし、XMLは形すらなかった。おまけにトポロジの記述があるから、独自形式になるしかなかった。

内容もかなりアヤシイのだ。つくっていた現場(の近く)にいたから、よく知っている。事実、評判は良くなかった。

地理院が一般向けに発売した初のベクトルデータは、コレではない。確か1万分の1地形図のデジタイズ版が最初。DMフォーマットに準拠したもので、マスク版からポジフィルムを起こして、スキャン。輪郭のベクトル化という、今では考えられない工程でつくっていた。
空間データ基盤の登場で存在意義がなくなり、自然消滅。確かにあまり意味のあるものではなかったが。


基盤地図情報は、うやむやにならないよう祈りたい気持ちです。オルソ画像の提供も含めて。