「ぼくサッチー」が出現する社会
経済産業省の政策。
「地理空間情報サービス産業の将来ビジョン」及び「G空間情報化プロジェクト」の公表について
http://www.meti.go.jp/press/20080703007/20080703007.html
ビジネスという観点で事を見る経済産業省。現実的だし具体的。研究会は座長を始め、そうそうたるメンバーで構成されている。報告書は全文読んだほうがいいよ。
2013年までに次の前提条件をクリヤすると、
- 地理空間情報が流通する基盤の整備
- 生活や産業における利用の高度化
- 測位衛星等からの位置情報を有効に活用できる環境の整備
こんな社会が実現するそうだ。
現行の技術だけでもかなり実現できる。「技術進歩しても日常は変わらない」が表現された傑作アニメ「電脳コイル」の世界も、そう遠くないのだ。登場人物たちは、とくに楽しそうではなかったが。
国が動くと仕組みが出来上がり、進捗のスピードは上がる。すべては無理でも、それなりに実現すると思われる。実現には各省庁の連携が大事だろうが、どうだろうね。
そう、報告書内で「GISという言葉は馴染んでいない」と嘆いている。もう「地図」でいいと思う。わかりやすいし。なぜか業界人はGISと言いたがる。
僕は僕で、面白くてぐっとくる地理情報の実現を目指します*1
*1:ココ、smallで