基本図のデザイン

あらら、ネタにしようと思っていたのに書かれてしまった。

【地図ウォッチ】 第79回:2万5千分の1地形図に代わる新たな“基本図” - INTERNET Watch Watch

さすがプロのライターさんだけあって、簡潔に分かりやすくまとまっている。


新しい国の基本図である電子国土基本図は、見た目だけでなく取得項目・取得基準に大きな変更がある。

話題になった「植生界の削除」や「送電線の削除」*1のほか、取得する項目でも基準が変わり、統廃合や減少されるものもある。例えば「2万5千分の1地形図」での「道路橋」は、長さ20m以上で取得されているが、「電子国土基本図」は500m以上での取得となる。理由は次のとおり。

河川の上部では橋梁であることが明らかなため,特に記号を設ける必要がない.また,上位構造物で遮蔽される下部構造物は表示しないことから,道路と鉄道等の階層関係は明らかである.ただし,判読性を考慮し,長さ500m以上の高架的な橋梁は取得する.

国土地理院電子国土基本図(地図情報)の取得基準」より

色々と意見はあろうが、すでにデータの整備は始まっている。詳しくはこちらで確認して欲しい。
電子国土基本図(地図情報)の取得基準(PDF)


見てくれのデザインはともかく、根幹のデザインが大きく変わる(もちろん、見てくれにも影響する)。しかし一般にはあまり知られていなくて、勝手に危機感を抱いている。時間が取れれたら、きちんとエントリーしたい(かな)。

*1:個人的には鉄塔・送電線マニアさんたちが心配です