基盤地図情報に触れた・その1

ようやくファイル仕様書を読んだ。昨年まではマイナスイメージしかなかった、地理情報標準。XMLで記述する意義は分かるけど、サイズが大きくてイヤだ、UMLクラス図は意味あるの?、もうShapeでいいじゃん、とか。

当然、意義も意味もあった。
利用者として、初めてデータと接するとき、分かりやすい。UMLクラス図のおかげで、視覚的に一発で理解できる。これは大きい。
ソフトウェア業界の技術者は、地理情報をデータベースとして扱う。地図屋さんは情報処理のリテラシーが低いので*1、理解できなかったのだ。XMLを書式としてしか、考えていなかった。
またアプリケーション固有のフォーマット*2ばかりで、それがややこしくしている一因でもあった。
トポロジも記述できる。必要なら拡張も出来る。国土地理院の仕事としては正解だと思う。後は利用者とベンダーの問題だ。

とはいえ慣れていないと、ややこしく感じるのも事実。で、用意されたのがビューワ・コンバータ兼用アプリケーション。今までのと違って動きもいいし、分かりやすい。属性値も見れるし、Shapeへの変換も出来る。悪くない。チカラが入っているのが分かります。
特徴的なアイコン。このアプリケーション、マ×××製に相違ない。だからいいんだ。


しかし仕様書だけ見ていると、カンペキな地理情報が出来上がった、よかったよかった。という気分になりますね…


次回は収録された地物カタログについて(予定は未定)。

*1:僕の話です

*2:アプリケーションの哲学を表現しているのが、専用フォーマットな訳だが