電子国土もあるよw


id:nilabさんの国道308号にある暗峠の地図を比較してみたにインスパイアされて、僕も酷道308号線、暗峠をキャプチャしてみた。国土交通省国土地理院謹製「電子国土」一択でw



地図データは2万5千分の1地形図そのもの、NTISデータ。「平成14年2万5千分の1地形図図式」が地物取得、編集、表示の基準。ターゲットデバイスは主に紙、縮尺2万5千分の1に最適化されている。


2万5千分の1地形図は、民間各社でも中縮尺のベースとなっているはず。紙の地形図からのデジタイズや空間データ基盤を使用したり、はたまたDRM(デジタル道路地図協会)*1だったとしても、大元はこれでしょう。


NITSだって、地形図原図のラスタ画像をベクトル化したものだし、そのラスタ画像はスクライブ製図原図をスキャンしたもの。大げさに言えば、現行地形図の祖である昭和40年代の基準は、変わらずに、未だに使われているってことだ(いや、ホント大げさに言えば)。


閑話休題


道路幅員と役付け(国道とか有料道路とか)をパラメータにして描画する訳だが、表示縮尺との組み合わせもあり、各社いろいろ試して決定したのでしょう。苦労が偲ばれる。対象が日本全国になると地域差もあり、難しそうだ。山間部では細くても、都市部では太かったり。


並べてみると、地図表現は恣意的な創作物、いや工業デザインだと理解できる。考え方や扱い具合が垣間見える。


制作者、発信者の意図=デザインなので、これに良し悪しはないけど、Y!が真面目な印象ですね。やっぱ名古屋方面の存在が大きいのかしら。でもでも、僕が一番わかりやすいと感じるのは、地形図ですw


あー、電子国土へは何も言及しません。

*1:DRMは紙の地形図をデジタイズ