位相構造モデル

GISデータで特徴的なものにトポロジ、位相構造がある。

位相構造化/構造化/トポロジー(topology)
地理事象を空間的に把握するとき、距離などの計量と並んで、何がどこの中にあるか,何と何が隣り合っているかなどの性質も重要である。平面の上に閉じた曲線があれば、それは平面を内側と外側に分ける。したがって、内側から外側に行くには必ずその局線を横切らなければならない。こういった性質は当たり前のことと受け取られ、我々の地理的認識の基礎となっているが、これらを数学的に体系付ける分野を位相幾何学、あるいはトポロジー(Topology)と呼ぶ。



用語集|GISポータルサイトより


図形と図形の関係性を、図形そのものに持たすというイメージ。
最短経路探索等のネットワーク解析では必須のデータ構造。また、上手に利用すればスマートなデータ構築が可能だ。しかし解かりにくいことや入力の問題もあったりで、何でもかんでも位相構造を持たせればよいという訳でもない。またアプリケーション次第といったところもあり、難しいところだ。


今回、とある路線図をつくるのだが、位相構造をつかってデータ構築する。
データだけでなく、ヴィジュアル展開した印刷図もつくる。位相構造によって図形入力の手間は激減するが、変わりに視覚化するプログラムを作ることになる。

印刷図としてはかなりハイレベルなもの。それなりにプログラミングも難しい。算数すらおぼつかないので、図形のプログラミングは苦手。正直やりたくないっす。


トポロジも何だか古臭くなってしまった。単純ゆえに、いわゆるスパゲッティ・モデル*1が幅を利かせている。尊敬する柳田氏が予言した通り、廃れ気味です。

*1:極端に言えばIllustrator的なデータモデル