GDAL等高線・1

gdal_contourで等高線をつくってみました。ソースはASTER GDEM。
GDALが対応しているDEMフォーマットであれば、コマンド1発でベクトルの等高線が発生する。重たいGISを立ち上げなくても出来る。気軽すぎ。ややこしいオプションもなく、ほぼオートマチック。ちゃんと出るかな?


択捉島沖縄本島ではないよ。gdal_merge.pyで4タイルをマージ後、gdal_contourで発生。


ASTER GDEMの1タイルは東西1度x南北1度。ピクセルでは3601x3601なので、1ピクセルあたり約1秒。うち1ピクセルは隣接タイルとオーバーラップするので、1ピクセルあたり実質1秒。このあたりだと、東西約22m x 南北約30mぐらいか。


南部。陰影段彩+等高線50mピッチ(画像クリックで拡大)。


なかなかいい具合。ややフィッティングが強い印象だけど、ソースのDEMにも拠るので何ともいえない。


北部。トゥルーカラーの衛星画像では分からないところも、当たり前だけどよく分かる(画像クリックで拡大)。


陰影段彩+等高線での地形表現は、視覚的にぐっとくる。傾斜の強さや方向が視覚的に一発で掴める。
精細なレーザ測量なら、平野や微地形までよく分かる、赤色立体地図などの新しい地形表現がいいでしょうけど(等高線では表現しきれない)。


次回もGDAL等高線。